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The Okura Tokyo(オークラ東京)宿泊記【クラブコーナー】【リーダーズクラブ(LHW)】

2024年4月28日

2024年3月にThe Okura Tokyo(オークラ東京)のプレステージタワーにあるクラブコーナーキングルームに宿泊しました。

  • 宿泊時期:2024年3月
  • 予約方法:リーダーズクラブのサイト
  • 会員ステータス等:リーダーズクラブのクラブ会員(有償宿泊を1回経験済み)。また、One Harmonyロイヤル会員。

The Okura Tokyoとは

いわゆるホテル御三家の一つで、2019年に大幅リニューアルされました。

ちなみに同じく御三家である帝国ホテル東京より良いホテルを作ろうとしたとのこと。(大倉集古館の地下にある説明書きより)

The Okura Tokyoへのアクセス

徒歩で行くには、宴会場入口を通るようにすれば坂を登らずに済むようです。詳しくはホテル公式サイト内のページに書いています。また、こちらのサイト(他の人のブログ)には写真付きで詳しく解説されています。

プレステージタワーとヘリテージウイングの違い

The Okura TokyoのWebサイトに行くと、部屋がプレステージタワーとヘリテージウイングで分かれていることが分かります。公式サイトでも違いが分かりにくいのですが、コンセプトが異なります。

建物も別物になっており、車寄せもそれぞれに付いています。もっとも、連絡通路があるので行き来は簡単ですが。

項目プレステージタワーヘリテージウイング
公式サイトでの説明(一部抜粋)東京の眺望を満喫。国際都市東京の躍動感や洗練さに和のアクセントを取り込むひとりひとりへのサービスと、日本の美を品格を追求
フロア28階〜40階6階〜17階
特徴高層階からの良い眺め
有名なオークラロビーやクラブラウンジなど、多くの共用設備はこちらにある
全室サウナ付き
一部、バルコニー付きの部屋あり
バレーパーキングサービス付き
価格帯最低金額の部屋から最高級スイートまで幅広いボトムの金額はプレステージタワーよりやや高め

まだプレステージタワーにしか泊まってないので一概には言えないですが…個人的には、初回の宿泊ではプレステージタワーが良いかなと思います。こちらは有名なオークラランタンがあるロビーがあり「オークラ」らしさを見て楽しむことができます。また各種レストランやクラブラウンジなどの共用設備があるほか、客室も高層階で眺望が良いので、無難に楽しむことができるはずです。

オークラランタン

このオークラランタンは五角形を10個つなげたもの(これに蓋と底を入れると十二面体になる)です。2019年のリニューアル前のホテルオークラ東京には残念ながら行ったことがないのですが、落ち着いた雰囲気と華やかさを兼ね備えた、心地よ区印象に残る空間になっています。

夜のロビー

他の方の宿泊記などを見てみた限りだと、2回目以降の宿泊の場合や、人目を避けてゆっくりしたい場合、高所恐怖症の場合、サウナにハマっているという場合は、ヘリテージウイングが良さそうです。

The Okura Tokyoの客室

37〜40階の角にある、56m^2の広い部屋でした。今回アサインされたのは37階だったので、同じフロアにあるクラブラウンジへのアクセスも便利でした。

ベッド等

部屋の奥にデスクがありました。椅子はリクライニング・高さ調整機能は無し。テーブルの脇にコンセントがありました。

今回の部屋はビューバス付きの部屋でした。アメニティはMiller HarrisのRhubarb & Poenyブランドのものでした。

洗面台
バス

夜にカーテンを全開にしたときの風景はこんな感じです。

夜の全景(広角レンズで撮影)

The Okura Tokyoの食事

朝食

今回、朝食はプレステージタワー5階の「オーキッド」で食べました。

よくあるビュッフェスタイルのものです。ただし、ホテルオークラの名物であるフレンチトーストはビュッフェには含まれず、別途追加注文する必要があります

朝食ビュッフェの盛り付け例1
朝食ビュッフェの盛り付け例2

平日は宿泊者以外の人も朝食利用可能ですが、土日は宿泊者のみの利用とのことです。

ちなみに「オーキッド」の天井の照明は独特な形のものでした。一瞬、オークラランタンを彷彿とさせる形でしたが、こちらは台形を12個つなげたような形であり、異なる形状です。

ルームサービス

レイトチェックアウトできた(後述)ので、昼食にクラブハウスサンドイッチを注文してみました。間に挟まっている黄色いものは卵なのですが、気泡や黄身・白身の境目が見当たらない、均質な色のものでした。このような卵焼きは珍しい気がします。

クラブハウスサンドイッチ

The Okura Tokyoのクラブラウンジ

クラブルーム以上の部屋に宿泊の場合、37階のクラブラウンジを利用可能です。アルコールを含むドリンクを飲むことができるほか、時間帯によっては軽食も出てきます。「飲む出汁」があるラウンジは初めてでした。

またクラブルーム以上の部屋の宿泊ではクラブラウンジでのチェックイン・チェックアウトも可能です。5階のチェックインカウンターでチェックインしようとすると、クラブラウンジでのチェックインも可能だと案内されます。またクラブラウンジでのチェックイン時にはウェルカムドリンクの提供もありました。

クラブラウンジの食事
クラブラウンジの軽食の例(アフタヌーンティー時間帯)

The Okura Tokyoのフィットネスと温浴施設

宿泊者はフィットネス・プール・温浴施設を無料で利用可能です。

フィットネス(ジム)では、ランニングマシーンや各種筋トレ器具があります。筋トレの器具の種類はホテル内のジムとしては比較的種類多め。

プールは広めで、確か5レーンあった気がします。都心のホテルで5レーンもある場所は少ない(3レーンくらいが多い印象)なので、全力で泳ぎたい方には良いでしょう。またプールに隣接してジャグジーもあります。

温浴施設は、シャワーの他に浴室・ドライサウナ・ミストサウナ・水風呂があります。浴室は温度の異なるものが2つあり、またミストサウナもあるなど、都心の他の高級外資系ホテルと比べても広めです。

また、少々分かりにくいところにリラクゼーションルームがあり、雑誌を読みながらソファーでくつろぐことも可能です。リラクゼーションルームはパークハイアット東京などにもありますが、運動後に疲れているときに快適です(それとは別に、有料のクラブサロンなるものもある模様)。

注意点として、トレーニングウェア・シューズ・水着・靴下のレンタルが可能ですが、2024年3月時点でそれぞれ1,000円(靴下は500円)かかります。全部レンタルすると地味に高いです。このクラスのホテルであればレンタル無料なケースも珍しくないのですが…。なおスイムキャップは無料なものの、ゴーグルはレンタルがないので持参しましょう。支払いは部屋付け可能なので、財布を持参する必要はありません。

https://theokuratokyo.jp/contact/facility

その他のサービス

The Okura Tokyoのすぐ目の前に大倉集古館がありますが、プレステージタワーの宿泊者共通のサービスとして、こちらの入場が無料になります。私の場合、クラブラウンジで大倉集古館に行く旨を伝えたところ入場券を頂けました。

また公式サイト上には明記されていないのですが、24時間対応の靴磨きサービスがありました(もしかしたらクラブルーム限定かもですが)。

リーダーズクラブ経由での宿泊の特典

今回、私はリーダーズクラブ(The Leading Hotels of the World)のサイトから申し込みました。

https://jp.lhw.com

こちらは加盟ホテル(基本的に5つ星クラスのホテル)での宿泊時に様々な特典が付くもので、以前は有料会員のみでしたが今は無料で入会可能です。特典が付くにも関わらず、値段はホテル公式サイトから予約する場合とほとんど変わらないことが多いようです(値段だけ見るならExpedia等の方が安いケースもあるかもしれませんが…)。

今回は次の特典が付きました。ただし、私はホテルオークラ系列等の会員プログラムであるOne Harmonyのロイヤル会員でもあり、一部の特典はロイヤル会員によるものも混ざっている可能性があります。

  • 朝食無料(大人2名分まで)
  • 14時レイトチェックアウト
  • 客室アップグレード
  • ウェルカムメッセージカードとスイーツ
  • リーダーズクラブのポイント

このうち客室アップグレードについては、One Hamonyのエクスクルーシヴ会員でも通常はThe Okura Tokyoでは使えない(通常はロイヤル会員以上はアップグレード可能だが、The Okura Tokyoはこの特典の対象外になっている)ため、リーダーズクラブの客室アップグレード特典は貴重です。当初はクラブルーム(ビューバス)を予約しており、リーダーズクラブの事前アップグレードリクエストではアップグレード不可だったものの、当日行ってみるとアップグレードされていました。

また、リーダーズクラブ経由の予約ではあるものの、One Harmonyの宿泊実績やポイントも加算されました。ホテルの会員プログラムは、ホテル直予約以外は宿泊実績等が付かないケースが多いので、実績が加算されるのは貴重です。

感想

私自身は外資系の5つ星ホテルに色々と宿泊しており、それらよりは多少金額が安め1なので、当初はそこまで期待していませんでした。

しかし…実際に入ってみると、外資系5つ星ホテルにも似た豪華さ・華やかさはありつつも、あくまでも日本の美意識を織り込んだデザインになっており、日本人としては心地の良い雰囲気でした。またスタッフの方々の対応も丁寧でした。クラブラウンジを見た感じでは、(宿泊したのが平日だったのもあるでしょうが)客数に対してのスタッフの人数も十分で、またラウンジの客層も良いものでした2。結果として、現時点での私の中の評価は1、2を争うレベルになっています。

機会があれば、今度はヘリテージウイングの方の客室にも泊まってみようと思います。

  1. 外資系より安いと言っても、国内の日系ホテルの中では相当高い方
  2. どことは言わないものの、5つ星ホテルであっても客層がイマイチなことが実はある

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