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斜陽館と龍飛崎を一日で回ってみた

今回の青森旅行(2025年10月)では、青森市内前泊ではありますが、斜陽館と竜飛岬を1日で回ってみました。

この旅程の経緯

太宰治のファンとしては、青森と言えば金谷、金谷と言えば太宰となるので(笑)、太宰の生家である斜陽館には是非一度行ってみたいと思っていました。また、青森と言えば本州最北端でもあるので、竜飛岬にも行ってみたくなりました。さらに地図を調べると、竜飛岬の近くには青函トンネルの本州側施設があるので、(ライトな)鉄道ファンとしてはこれも行ってみたい。

ただ、この日のうちには東京に戻る必要があったので、これらを1日で回ることにしました。具体的には、青森市内で前泊し、青森空港発羽田行きの最終便(当時、20:45発が羽田行き最終便だった)に乗ることを目指します。

公共交通機関だけでも一応回れなくはないのですが、かなり時間がかかるので、1日で回るのは多分不可能です(例えば青森~金谷は電車だと遠回りする上に便数も少なく、2時間以上かかる)。一方、レンタカーであれば時刻表に縛られず、しかも速く動けることに気づいたので、青森駅近くでレンタカーを借りて、青森空港で返却することにしました。これであれば、なんとか一日で回ることができます。

実際の旅程

実際の旅程を記します。なお、青森市内を離れると観光地であっても現金のみのお店ばかりになるので、現金の手持ちが少ない場合は、出発前に青森市内のコンビニATM等で現金を手に入れておくことをお勧めします。

斜陽館・太宰治疎開の家

9時過ぎに青森駅近くのレンタカー店を出発すると、1時間程度で斜陽館に着きます。太宰は作品の中で自分の実家をただ広いだけで何の趣もないといったことを書いていましたが、和室だけでなく洋室もあったり金襖の部屋もあったりと、ただ大きいだけとは言えない家でした。あと、仏壇もかなり大きかったです(仏教の信仰について触れている作品があった気がするのですが、これも影響しているかと)。

斜陽館

斜陽館から金谷駅までは徒歩数分で行くことができますが、その途中に太宰治疎開の家というものがあります。これは太宰治の実家の一部を曳き家で移したものであり、かつては太宰治の家からこの疎開の家の敷地までが太宰の実家のものだったとのこと。漫画で「駅から自分の家まですべて自分の敷地」といったネタを稀に見かけますが、太宰治疎開の家が金谷駅に近いことを考えると、当時はそれに近い状況だったようです。

斜陽館の近くにある津軽三味線会館や道の駅も含めて12時近くまで滞在しました(現地滞在2時間)。

JR三厩駅

斜陽館から車で1時間ほどのところに、JR三厩駅があります。これはJR津軽線の終点であり、津軽半島側では本州最北端の駅です(下北半島側も含めた本州最北端の駅はJR下北駅)。

2022年8月から大雨による線路設備への被害のためこの駅を含む区間が運休しており、復旧することなく2027年4月に廃止されることが決まっています。現在は代行バスの待合所として機能しているため、トイレや自動販売機が利用可能であり、掲示板の内容も定期的に更新されているようです。地元の子供達が書いた観光案内もありました。

三厩駅の中の様子

列車は来ませんが、駅のホームに出ることができます。3年以上列車が来ていないため、線路は錆びており草も伸びている状態ですが、ローカル線の駅としての景色は残っています。なお海が見える駅としても有名らしいのですが、草が伸びていたためか海は見えませんでした。現地滞在20分。

三厩駅のホーム

青函トンネル入口広場

三厩駅から竜飛岬に向かう途中で偶然見つけたのがこの施設。単なる公園かと思いきや、青函トンネルの本州側の入り口があり、トンネルを出入りする列車を眺めることができます。また新幹線はやぶさを意識したデザインのトイレや売店のほか、青函トンネル神社なるものもあります。

展望台からの眺め

今別町のWebサイトに、ご丁寧にも青函トンネル入口広場の新幹線通過予定時刻表があるので、新幹線がトンネルを出入りする瞬間を見たい方は参考に。また、この時刻表に載っていないものの、貨物列車も定期的に通過します。通過の1〜2分前(?)にトンネル内から警告音が流れてくるので、これが流れてきたらカメラを構えましょう。なお、除雪されないため冬季は閉鎖されます。

青函トンネル記念館

青函トンネルの工事や内部構造を展示しています。

また、標高マイナス140mにある坑道に行く「体験坑道」があり、実際に掘削に使われた機械などを見ることができます。2013年まで存在した竜飛海底駅と内部でつながっている施設ではありますが、今は線路を見ることはできません(体験坑道のツアーはプラットフォームまでは行かない)。

体験坑道の突き当たり。恐らくこの先に竜飛海底駅があったと思われる。

レストランも併設されており、昼食はここでラーメンを食べました。

磯うにラーメン

龍飛崎・階段国道・階段村道

津軽半島の最北端にある岬です。津軽海峡と言えば「津軽海峡冬景色」を思い出す方もいると思いますが、この歌の碑があり、ボタンを押すと大音量で歌が流れる仕組みになっています(笑)。ちなみに風が強かったです。

階段国道入り口

この歌碑の横に階段国道があります。国道339号線であり標識もあるのですが、どういうわけか階段になっているため徒歩でしか通れません1。テレビなどでも出てくることがあるので、知っている方もいるかと思います。歩いて下ると数分で海のそばに行くことができます。ただ、歩いて下ると当然登って戻る必要があります…。

階段国道を降りた先

歌碑の横に、階段村道なるものもあります。これは海岸に下る階段国道とは異なり、龍飛崎灯台方面に上るための道になっています。こちらも階段国道ほどではないもののハードです。行った先には灯台のほか、売店もあります。駐車場もあるので、灯台に早く行きたい(歩きたくない)方は車で行ってもよいでしょう。(海のそば〜階段国道〜階段村道をすべて登るのは疲れました)

青森空港

龍飛崎から青森空港までは、車で1時間半〜2時間程度かかります。青森は東京と比べると緯度が高いため、10月でも結構寒く感じます。窓を開けてドライブすると寒くてトイレに行きたくなりますが、龍飛崎を出てしばらくは道の駅や休憩所が何ヶ所かあり、トイレにはすぐに行ける状況でした。ただ、龍飛崎を出てしばらく経った後は、途中から道の駅が無くなってきます。そのため、トイレに行きたくなったら早めに行くようにしましょう(笑)。道の駅が無くなった後にトイレに行きたくなった場合、斜陽館近くにコンビニがあるので、そこまで頑張って耐えるようにしてください2

青森空港では、レンタカーをレンタカーターミナル(各社共通のレンタカー返却場所)に駐車した上で、レンタカー屋の店頭に行って返すことになります。

青森空港内にはレストランや喫茶店、フードコートがあり、地方空港にしては比較的お店は多い方かと思います。私はフードコートで青森名物の1つである青森みそカレー牛乳ラーメンを食べました。あれ、朝も含めると3食ラーメンを食べたことになるぞ…。

青森みそカレー牛乳ラーメン

青森空港 エアポートラウンジ

青森空港にもラウンジがあります。有料ラウンジなのですが、各種ゴールドカード以上を持つ方は無料で入れます(残念ながらアメックスは対象外)。

カードラウンジとしては珍しく、JGC会員やワンワールドサファイア以上など国内線サクララウンジに入れるステータスの人も無料で入れるようになっています。なお青森空港にはJALだけでなくANAも就航していますが、なぜかANAのステータスでは無料にはなりません。また、プライオリティパスは海外発行のもののみ有効です。

カードラウンジなのでアルコール類は有料です。個人的な印象ですが、カードラウンジとしては比較的ゆったりとしており設備は良い方かなと思いました。

  1. リンク先のページでは「日本で唯一車が通れない国道」と書かれていますが、様々な理由で車が実質的に通れない状態の国道というか酷道は日本でいくつか存在します
  2. 妙に詳しく書いていることから想像できるかと思いますが、私は苦しみました

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